Canon Athlete Club Kyushu キヤノン アスリートクラブ 九州

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28th IAU 100km World Championships

9月12日(土)にオランダ(ウェンスホーテン)で行われた「The 28th IAU 100km World Championships」(第28回IAU100km世界選手権)に、望月 千幸選手が日本代表として出場しました。
レースは1周10kmの周回コースで行われ、現地時間の午前10時に世界選手権および、同時開催されたマスターズ世界選手権とヨーロッパ選手権の出場選手が一斉にスタートしました。望月選手は、今期世界ランキング1位のヘロン選手(アメリカ)をしっかりとマークする形でレースを進め、ハイペースでレース展開しました。3周目あたりからへロン選手がペースを上げる中、自分のペースで2位をキープしていた望月選手でしたが、50kmを過ぎたあたりから足の裏に痛みを感じるようになり、66kmの給水地点で無念のリタイアとなりました。

結果ならびに望月選手のコメントは以下のとおりです。

10km 42分16秒
20km 1時間24分39秒(42分23秒)
30km 2時間07分47秒(43分09秒)
40km 2時間51分30秒(43分43秒)
50km 3時間37分19秒(45分50秒)

望月 千幸

望月選手
望月選手
種目順位記録
Women100kmDNFDNF
種目
Women100km
順位
DNF
記録
DNF

今回の世界選手権では、日本陸上競技連盟から多くの方々にサポートで帯同していただきました。身体の事から給水や身の回りのことまで気を使っていただき、選手にとっては競技に集中できる良い環境でした。
今回は、団体優勝が狙えそうだということもありメディアからも注目されていました。昨年のドーハ以降はそれを目標にして、今年のサロマ湖100kmウルトラマラソン(世界選手権選考会)でもその為に攻めた走りをしました。サロマ湖100kmウルトラマラソンが終わってから約2ヶ月、昨年と違い準備期間がたっぷりとあった訳ではなく練習にも少し物足りなさを感じましたが、集中力を持って短期間でサロマ時と同様に仕上げることができました。世界選手権への出場が決まってからは、「団体優勝しようね!」と皆で目標を明確にし、私自身もチームの為に少しでも良い結果を目指そうと思っていました。昨年よりも大会のレベルが高くなりそうだということはエントリーリストなどの事前情報で知っており、「サロマ湖と同じ走りでは団体優勝も厳しいのかな?」と感じていたので、「失敗を恐れずに攻めて走り、団体優勝する為にも個人で金メダル目指す!!」と自分の中で決めていました。
1周10kmのコースはほぼ石畳の凸凹道で、カーブが10個以上もあり、今まで走ったウルトラマラソンとは全く違うものでした。天候は曇りで、時折晴れ間が見えるものの肌寒く風も吹いていましたが、スタート前は皆で「団体優勝目指して頑張ろうね!!」と声を掛け合いながら2度目の世界選手権に挑みました。
走りだしてからは、優勝候補のヘロン選手(アメリカ)をピタリとマークし、ハイペースではありましたが、気持ちは前向きだったので恐れることなくついていきました。途中で揺さぶりがありペースも一段と上がりましたが、それでも引き下がる気持ちは全くなく、その時のペース(4分一桁/km)はチームのマラソン組と練習で走っていたものだったので、感覚的には逆に楽だと感じました。周回を重ねるにつれ、ヘロン選手は一段とペースを上げていき徐々に離されてしまいました。まだ、ある程度のペース(4分20秒/km)を保つことができていたのでそのまま周回を重ねましたが、60km手前から地面に足をつくと痛みが出るようになり、66km地点に設置されていたスペシャルドリンクの給水所でリタイアとなってしまいました。「やはり、100kmという距離では何が起こるか分からない...」ということを改めて感じました。
100kmに挑戦し成長できたことや、世界選手権に出場できたことに感謝し、またリセットしてから今回の無念をはらしたいと思います。来月には全日本実業団対抗女子駅伝の予選が行われますので、今度は全日本出場の切符をつかむ為に頑張ります! 応援宜しくお願いします!!


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