キヤノンアスリートクラブ九州は8月29日（月）から10月4日（火）にかけて、長野県菅平高原（標高約1300m）および志賀高原横手山（標高2100m）の高地で強化合宿を行っています。
今回の合宿は、下記日程で行われる大会を見据えた調整・強化を目的としています。

●9月23日（金）～25日（日）全日本実業団対抗陸上競技選手権大会＠大阪市長居陸上競技場
●9月24日（土）日体大記録会＠横浜市日体大健志台キャンパス
●10月23日（日）プリンセス駅伝in宗像・福津 第2回全日本実業団対抗女子駅伝予選会

今回は9月7日（水）から9日（金）にかけて実施した、菅平合宿での練習の一部をレポートします。

7日（水）16:30

曇り空の下、選手たちは宿舎近くのサニアパーク陸上競技場に集合し、ウォーミングアップ終了後、別メニューの川嶋選手を除く11名で200m×15本のインターバルトレーニング。橋本ランニングコーチが先導し、各本数36秒切りを設定タイムとしましたが、そのほとんどを35秒前半で走りきりました。
他の実業団チームや大学生なども同競技場で練習をしていましたが、選手たちは皆集中して効果的にトレーニングをしていました。
メイン練習後も、競技場内での走り込みや宿舎前で補強トレーニングを行うなど、各自が高い意識を持って取り組んでいました。

8日（木）6:15

天候は小雨で気温18℃、少し風が吹く中、宿舎前のロードをスタートし8kmの集団走。
濡れた路面に注意を払いながらの練習でしたが、大きく遅れる選手もなく設定された4分30秒/kmのペースを刻み良い調整ができました。

9日（金）6:30

天気は一夜明け回復。
全員で補強を行った後、各自でジョギングなどこの日行われるポイント練習に向けて調整しました。

午前練習もサニアパーク陸上競技場に移動し、1000m×3本のポイント練習を行いました。プリンセス駅伝のメンバー選考を兼ねた練習ということで、緊張感の漂う中、3分10秒という早いペースを橋本コーチが作り、選手たちは今のベストを尽くしました。結果が良かった選手、課題が見つかった選手もいましたが、今後に繋がる良い練習となりました。

プリンセス駅伝まで残り37日となりました。
コンディション不良の選手も徐々に復調してきており、順調に合宿ができています。
練習の中では「1秒」を意識し、全員「全日本に行く」という同じ目標の中で、チームは明るく良い雰囲気でした。一人ひとりの意識が高く、同じ目標に向かって選手スタッフが一丸となって取り組んでいると感じました。
チームは9月11日から志賀高原横手山に合宿所を移し、大阪・横浜遠征に備えます。遠征後は再び菅平に戻り、本格的にロード練習に取り組んでいきます。9月の試合での好記録に期待してください。