2023年 8月 1日(火)
キヤノンアスリートクラブ九州は7月25日から8月3日にかけて熊本県阿蘇市で強化合宿を行いました。
5~6月の合宿練習ではチーム強化の基盤となるスタミナ強化に取り組みました。
今回は、体幹強化やウエイトトレーニングに重きを置き、ブレない体づくりを行なうことで、次なるスピード強化練習に繋げる事が目的です。
取材班が同行した8月1日と8月2日に実施した練習の一部をレポートします。
各自でウォーミングアップを行った後、1周1250mの平坦な外周コースをランニングコーチが設定タイムでペースランナーとして引っ張り、選手達はそれぞれに設定された距離に応じて、8周~10周を走りました。
ペース走は長い距離を走ることで、スタミナを強化しつつ、リズムやタイムを体に覚えさせる重要なトレーニングで、選手の基礎能力を上げる練習としては効果的です。
朝練習の競技場から宿舎までの片道4kmの道のりもジョギングで戻りながら各自調整に努めました。
各自で宿泊先周辺をジョギングして、午後練習に向けた調整に努めました。
まだ照り付ける日差しが残る中、16:30から各自でウォーミングアップを開始しました。
朝練習同様のペース走が練習メニューです。それぞれに設定された距離に応じて、10周~30周を走りました。
まだ朝もやが残る5:30から各自でアップを開始しました。阿蘇クロスカントリーは標高830mの場所で1周3km、高低差33mと起伏のあるコースです。まだ露でコースの芝も濡れている中、各選手がそれぞれ練習をスタート。設定された距離に応じて、4周~8周を走りました。クロスカントリーは、不整地でバランスを崩しやすく、接地の安定が求められます。普段なかなか鍛えることのできないインナーマッスルに刺激が入るため、体全体をバランスよく鍛えることが出来ます。また柔らかい地面を走るため着地時に足に受ける衝撃が少なく、ロードのような固い路面を走る時と比べて、怪我のリスクも抑えることが出来ます。
合宿先に外部トレーナーを招いて腹筋(腹直筋・腹斜筋・腹横筋)を鍛える練習の指導を受けました。日頃行なっているトレーニングを実際に行なって、それを見た上でより効果的なトレーニングフォームを実践形式で指導してもらうことで、より効率的・効果的にトレーニングできるようになりました。
連日の走り込みで選手たちの体にも疲労も溜まってきたので、宿泊先周辺をジョギングして調整に努めました。
選手たちは厳しい練習の後でも、また暑さにも負けずに、栄養バランスの取れたボリュームのある食事をしっかり食べていました。
エネルギー補給も選手たちにとっては大切なトレーニングの一部です。
前回の合宿でスタミナ強化に取り組んだ基盤の上に、今回の合宿では走り込みをしながら、スピード強化へと繋げる有意義な阿蘇合宿となりました。
いよいよプリンセス駅伝に向け、チームの力を結集し、目標達成に邁進します。今後も引き続き、キヤノンアスリートクラブ九州への応援をお願い致します。