2018年 8月 6日(月)
キヤノン アスリートクラブ 九州は6月19日(火)から7月12日(木)にかけて、飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアで強化合宿を行いました。7月4日(水)から6日(金)の練習の一部をレポートします。
この合宿では今後のレースおよびプリンセス駅伝にむけて基礎体力の向上、チーム力の底上げを目的に取り組みました。
合宿地である飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアは最大標高2200mの場所にあります。高地では酸素濃度が薄いため体は酸素を取り込みにくくなります。低酸素時の刺激が酸素運搬能力の改善に繋がり、長距離に重要な持久力の向上につながるといわれています。
選手は合宿期間中、セルフケアチェックや各種調整器具が充実している飛騨高山御嶽トレーニングセンターや全天候型グラウンド日和田ハイランド陸上競技場でのトレーニングを実施しました。
翌日からのポイント練習に備えて、宿泊施設から車で5分の位置にある飛騨高山御嶽トレーニングセンターにて各選手のセルフケアチェック(体成分や筋肉と脂肪の割合のチェック)と低酸素室も利用できるトレーニングルームでの調整を行いました。
宿泊施設の食事の特徴は、筋肉を構成するのに欠かせないタンパク質を、可能なかぎり油を少なくする調理方法で肉、魚中心に提供することです。
選手は徒歩5分ほどにある日和田ハイランド陸上競技場に向かいアップを始めました。
日和田グラウンドは標高1300mにある練習場で、一周400mのトラックがある全天候型
グラウンドですので雨天時でも練習が可能です。
選手は朝のメニューとして8000m集団走を実施。合宿序盤の同じ練習メニューよりもタイムが向上しており、合宿での成果が着実に現れていることも確認することができました。
ポイント練習は2組に分かれて行いました。
①グラウンド横の、のぼり坂にて100mランをしたあとにグラウンドで400mラン
②グラウンドにて400m×12本のインターバルトレーニング
タイムがあがらない周もありましたが、後半の周の400mのタイムはしっかりと目標をクリアできました。
今日は魚中心のメニューに加えて、もつ鍋が出ました。選手は雨中の練習で冷えたからだを鍋でしっかりと暖めていました。
昨日まではグラウンドも水浸しになるくらいの雨量でしたが、今日は小雨程度の状態なので選手もしっかり前をみてのびやかに走れている印象でした。
昨日のポイント練習の疲れも見せないほど選手も粘り強く走り、合宿によって走力の向上、またペースが上がってきたことを実感できた練習でした。
選手は8月14日から8月26日に再び御嶽合宿を行います。
以上、御嶽合宿の様子をレポートしました。今後もキヤノンアスリートクラブ九州の応援よろしくお願いいたします。