2017年 6月 22日(木)
キヤノン アスリートク ラブ 九州は6月4日(日)から6月16日(金)にかけて、長野県志賀高原横手山(標高2100m)の高地で強化合宿を行いました。
竹本、平井、青木、矢野、宇都宮、高橋の6選手がこの合宿に参加し、今後のレースおよびプリンセス駅伝にむけて基礎体力の向上、メンタル強化とチーム力の底上げを目的に取り組んでいます。
今回は6月13日(火)から14日(水)にかけて実施した合宿での練習の一部をレポートします。
合宿地は標高2100mの場所にあります。高地では酸素濃度が薄いため体は酸素を取り込みにくくなり、血中の酸素濃度が低下します。高地練習をすることで力・筋肉での酸素消費能力が高まり、全身持久力と共に筋持久力も向上する効果が期待できます。
選手は合宿期間中、芝のグラウンドで16km~25kmの集団走やスキー場の傾斜を利用した登山トレーニングを行なっています。
横手山の天候はくもり、気温は16℃。芝のグラウンドで16kmの集団走を実施しました。南雲ランニングコーチがペースメーカーとなり、1キロ4分から徐々にペースをあげ、ラスト1キロは3分30秒を切る練習を行いました。
本合宿から新規加入の矢野、髙橋の2選手が本格的に練習に合流し、矢野はペースを乱すことなくついていけました。中距離(1500~3000m)が得意な高橋は4000m×2本を行い、徐々に調子を上げてきています。青木、竹本、平井は16kmを最後までペースに合わせて走りきり、宇都宮はラスト800mがやや辛そうだったものの最後までついていくことができました。他の選手の頑張りが刺激になり、良い練習となりました。
宿舎に戻り、夕食を全員でとります。食事は宿泊先が提供しているもので、大分にいる志賀管理栄養士が毎食確認をしています。
夕食の後は、監督が選手との面談タイムです。その日の練習の良かった点、悪かった点、今後の目標と戦略について選手と認識を合わせ、効果的に練習に取り組めるよう指示しています。
芝のグラウンドで12kmの集団走を実施しました。朝は鳥のさえずりと小川のせせらぎが聞こえる自然豊かな環境で、選手たちはみな集中した練習ができています。
昨日の練習で良い追い込みできたので、この日は1kmのペースをやや抑えめに、朝の練習を終えました。
この日の午後はグラウンドで清水監督、南雲ランニングコーチ指導のもと、各自1時間の自主トレに取り組んでいました。
合宿に参加していない選手は大分に残り、それぞれの課題と目標を持って走り込みを実施しています。
7月以降に出場予定のレースおよびプリンセス駅伝、クイーンズ駅伝に向け、皆コンディションよく、調子を上げてきています。
チームは横手山合宿を終えた後、6月29日(木)から北海道に合宿所を移し、7月2日(日)から行われるホクレンディスタンスチャレンジに備えます。7月の試合での好記録に期待してください。